▶「ウクライナ避難民支援活動報告」3月報告
NPO法人絆プロジェクト2030は
公益財団法人日本財団(The Nippon Foundation)助成事業・ウクライナ支援に申請し、2022年12月12日ご承認を頂きました。
2023年5月11日 下記、完了事業報告です。
【日本財団助成事業報告】
■ウクライナ避難民と信頼関係を構築し、生活に関する相談支援や心理的サポートを実施するため、以下の事業を実施する。
1.ウクライナ避難民への相談支援及び交流イベントの実施
(1)時期:2022年12月~2023年3月
(2)場所:東京都・埼玉県
(3)対象者:ウクライナ避難民 大人約65名・こども41名
(4)内容:
a.交流活動
【2022年】
12月17日 交流会&XmasParty
【2023年】
1月 5日 明治神宮初詣(お年賀グッズ配布)
1月 7日 東儀秀樹 新春プレミアムステージ
千四百年の時空を超えて 〜雅楽、そして輝く未来へ〜
1月17日「神韻2023日本公演」
2月 3日 「節分」グッズ配布
2月24日 「ウクライナへの鎮魂の祈りと未来への希望」イベント
3月 3日 「ひな祭り」グッズ配布
b.衣食住に関する相談支援
薬・冬着・こどもの遊び道具・勉強道具の配布
c.こころのストレスケア。心理的サポート
相談内容➡別項目
d.情報共有・発信
HP・ facebook"
◆目標
1. コミュニティーを日本人100人、ウクライナ人100名にする
2. ウクライナの人たちのストレスの軽減と生活環境の改善
◆達成状況
1. コミュニティーグループ
ウクライナ避難民大人 103名(大人55名/こども48名) 達成率103%
日本人 35名 達成率 35%
日本人はまだまだウクライナ避難民についてよく理解していない。遠い国の出来事と思ってる日本人も多い。
2. ウクライナの人たちのストレスの軽減と生活環境の改善
ワークショップやイベントでのコミュニケーションで信頼ができ、気軽に相談してくれるようになった。
日常の薬が必要だがよくわからないので買えない・・・とのことだったので家族単位で配布した。"
ウクライナ避難民の観覧希望公演
「リラックスできて楽しかった」と喜んで頂きました。
日々のストレス状況が解放され心が癒されたと思います。
【相談窓口】内容
◆身元引受人より相談
①ウクライナ避難民来日VISA取得について
②車椅子で住む場所が探せない
③日本財団の助成金を申し込んだが、結果がわからない
④東京都の支援を知りたい
◆ウクライナ避難民より相談
①身元引受人について
生活をコントロールされてストレスになる
引っ越したい
支援金を使ってくれない
自分の知らない間に周囲に募金を求めていた
セクハラ・パワハラ
②住宅にwifiがない
③住宅になぜ、家具がないのか
④役所の担当者の対応が悪い
⑤アパートが雨漏りがする
⑥環境が悪いので引っ越ししたい
⑦カビも生えていてこどもが「ぜんそく」になった
⑧周囲にウクライナ人がいない
⑨こどもが孤立している
連携先担当
東京都東京都政策企画局政策部
政策担当課長 杉本健太氏"
"課題 対応策
●課題
1.何も悪くないこどもたちが、知らない国に来てわがままを言って、ママを悲しませないよう我慢しています。こどもたちのこころのケアも必要です。
2.「ウクライナ避難民のママの日本語学習」「日本人ボランティアのウクライナ学習」を充実させたいです。
3.ウクライナ人と日本人のコミュニケーショングループの構築
4.精神的にストレスがある方の対応
5.就労について
【問題点】
1.身元引受人について
身元保証人とウクライナ避難民のトラブルも多発しています。どうしてこの方が「身元保証人」なれたのか不思議な人もいます。身元保証人自身も自分は何ができて、何ができないか、やっていいこと、悪いことが理解していない人もいます。
身元引受人の研修が必要です。
2.役所について
避難民が役所に相談すると、「身元引受人へ頼んでください」の回答も多いようです。
どうすればいいのか、理解していない担当者もいます。
3.今後について
避難民はほとんどがママとこどもです。
こどもの悩みを誰にも話せないママも多いです。
学校で孤立しても、ママを悲しませないようにストレスを我慢しているこどもも多いです。
ママとこどもたちのストレス解消が必要です。
【対応】
1.日本語・日本文化・日本の慣習学習
2.日本の生活習慣
3.気分転換
①日本人の子どもたちと一緒に遊ぶ。
②日本文化体験
③東京観光
今後も気軽に相談を受けるために、信頼できる相談相手になることを心掛けます。「すぐ対応する」ことが重要と考えています。
2023.5.11
▶3月3日 日本文化体感「ひな祭り」